携帯電話代を安くしようの第2回です。

前回の記事では、楽天モバイルのメリット・デメリットをお伝えしましたが、今回は他の会社も含めた「携帯電話会社の選び方」をご紹介します。

携帯会社の種類

まず携帯会社の種類についておさらいしておきましょう。
大きく、
・大手キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)
・大手のサブブランド会社(UQモバイル・ワイモバイル)
・格安SIM会社(MVNO)
の3つに区分されます。

大手キャリア自社で通信網・設備を持って運営している会社NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル
サブブランド会社大手キャリアのグループ会社で低価格帯のサービスを展開する会社UQモバイル・ワイモバイル
格安SIM会社MVNOと呼ばれる、大手キャリアから電波を借りて電波を借りてサービスを提供しているIIJMIO・OCNモバイル・イオンモバイルなど

携帯会社別の料金プラン比較

これらの会社が展開している料金プランを比較してみましょう。

大手キャリアは、通常展開している料金プランの他に、オンライン専用プランがありますので、大手キャリアについて2種類の料金プランを掲載しています。

ちなみに大手の中で楽天モバイルだけは、独自の料金・サービスを展開していますので、ここには記載しておりません。(詳細はコチラ

また、今月から総額表示がルールになりましたので、記事内の料金は全て「税込み」で記載しています。(総額表示についてはこちら

大手キャリアの通常プラン

大手キャリアは、料金もサービスもほぼ横並びです。

会社名プラン名データ容量月額料金
NTTドコモ5Gギガホプレミア無制限7,315円
au使い放題MAX無制限7,238円
ソフトバンクメリハリ無制限無制限7,238円

大手キャリアのオンライン専用プラン

オンライン専用プランは、通常プランに比べると、かなり割安です。こちらも料金は横並び。(ahamoのみ通話かけ放題がついているのでその分高くなっています)

会社名プラン名データ容量月額料金
NTTドコモahamo20GB2,970円
aupovo20GB2,728円
ソフトバンクLINEMO20GB2,728円

サブブランド会社の料金プラン

サブブランド会社は、auグループのUQモバイル・ソフトバンクグループのワイモバイルがあります。どちらもau・ソフトバクの回線を使った低価格帯向けの携帯会社です。

会社名プラン名データ容量月額料金
UQモバイルくりこしプランS : 3GB
M : 15GB
L : 25GB
S : 1,628円
M : 2,728円
L : 3,828円
ワイモバイルシンプルプランS : 3GB
M : 15GB
L : 25GB
S : 2,178円
M : 3,278円
L : 4,158円

格安SIM会社のプラン例

格安SIM会社は数十社にのぼるので、今回はシェアの大きい2社を例に記載しています。

会社名プラン名データ容量月額料金
IIJMIOギガプラン2GB
4GB
8GB
15GB
2GB : 858円
4GB : 1,078円
8GB : 1,518円
15GB : 1,848円
OCNモバイル1GB
3GB
6GB
10GB
1GB : 770円
3GB : 990円
6GB : 1,320円
10GB : 1,760円

まずは、料金を把握しましょう。月々に使用できるデータ容量に応じて、料金は変わりますが、料金だけで比較すると格安SIM会社がかなり安いです。

では価格以外の違いを比較してみましょう。

携帯会社のサービス比較

格安SIM会社は料金が安い分、例えば通信速度が遅い時間帯があったり、品質にバラつきがあります。また、店舗対応を行っていない会社も多くあります。

それらの違いを比較してみると次のようになります。

大手キャリア
通常プラン
大手キャリア
オンライン専用プラン
サブブランド
会社
格安SIM会社
通信速度×
価格帯
データ容量少〜中少〜多
店舗・窓口
対応
×

携帯電話会社の選び方

自分に合った携帯電話会社を選ぶ際のポイントを下記に列記します。データ容量や使用法によって違いがありますので、参考にしてみて下さい。

大手キャリアがおすすめな人

大手キャリアを選ぶと良い人は、
・月々たくさんの通信データを使用する方(目安:30GB以上)
です。

大手を選ぶ理由は、これ以外はそんなにありません。(ここでいう大手はdocomo・au・ソフトバンクの3社です)

料金は高いがデータを無制限に使える、というのが大手のプランになりますので、データを使わない方は、無駄に高いお金を払わされていると思った方が良いです。

サブブランド会社がおすすめな人

サブブランドがおすすめな方は、

・月々3GB〜25GBくらいのデータを使う
・店舗窓口はあったほうが良い
・通信速度の遅い時間帯があると困る

という方です。

大手キャリアが運営する会社ですので、通信品質や店舗展開などは大手に近いものあります。

料金は大手キャリアのオンライン専用プランよりも高くはなりますが、その分窓口対応もあります。

店舗対応がほしい→サブブランド
オンライン対応のみでよい→大手オンライン専用プラン
という選び方も良いでしょう。

大手キャリアのオンライン専用プランがおすすめな人

ahamo・povo・linemoがおすすめな人は、

・月々20GBもあれば十分
・大手キャリアの通信品質がほしい
・店舗/窓口がなくても良い

という方におすすめです。

窓口での申込み・対応ができないというデメリットはありますが、その分、料金はかなり抑えられています。データを無制限で使いたいという大容量希望がなければ、かなりこのプランはおすすめです。

大手キャリアのプランではありますが、キャリアメールは使えませんので、その点は注意が必要です。

格安SIM会社がおすすめな人

格安SIM会社がおすすめ方は、

・1GB〜10GBくらいのデータ容量があれば良い
・とにかく料金を安くしたい方
・多少通信速度が遅くても良い
・店舗/窓口がなくても良い

といった方です。

格安SIMは、正午前後・通勤時間帯などの時間の通信速度が遅くなる傾向があります。その点はデメリットです。
自宅では、WI−FIを使用・外出時にモバイルという使い方の方には向いています。

とにかく月々の負担が安いので、コストカットをしたい場合は、検討の価値ありです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

携帯会社は、各社いろんなプランがあってわかりにくい面もありますが、整理してみると、そこまで複雑ではでありません。

自分に必要なデータ量・サービスを比較してみて、無駄のない携帯電話料金プランにしましょう。

月々、数千円の出費ですので、これを見直すと家計に対するインパクトも大きいので、ぜひ実施しましょう。

今回比較してみて、改めて料金面・サービス両面とも、前回紹介した楽天モバイルはかなりおすすめできます。

  • データ無制限(大手キャリアの通常プランと同等)
  • 料金は安い(大手キャリアのオンライン専用プランと同等)
    →データをあまり使わない人は格安SIM会社並みに安い
  • 店舗対応可能(大手キャリアの通常プランと同等)
  • 電話が追加料金なしで通話し放題(他社は全て有料オプション)

1年間無料キャンペーンは終了しましたが、今度は「3ヶ月無料キャンペーン」が始まりましたので、気になる方はぜひ弊社までご相談ください。

とはいっても、楽天モバイルにはデメリットもありますので、前回の記事もご確認下さい。